2024-07-31
犬の胃腸炎について┃季節の変わり目の体調の変化、下痢や嘔吐に注意!
大田区、下丸子、矢口を中心に幅広い動物の診療を行う「まるこ未来動物病院」です。
季節の変わり目は、人だけでなく犬も体調を崩しやすくなります。特に春から夏にかけては、気温の変化や湿度の上昇などが原因となり、犬の体に負担がかかることから胃腸炎になりやすい季節と言われています。
今回は犬の胃腸炎について特徴や原因、症状などを解説します。
<季節の変わり目に多い>
春から夏にかけての季節の変わり目は、胃腸炎になりやすい時期です。
気温が上がると、犬も人と同様に夏バテしやすくなり、胃腸が弱ってしまいます。そのため、水を大量に飲むことや、普段のフードを食べなくなって飼い主様からたくさんおやつをもらうなど、食生活にも変化が出てきます。
さらに、エアコンの効きすぎた部屋で体が冷えてしまうことも、胃腸炎の原因の一つとなります。
<急性胃腸炎と慢性胃腸炎の違い>
急性胃腸炎は突然下痢や嘔吐が始まり、元気や食欲がなくなる状態を指します。適切な治療を受ければ回復することが多く、時には自然に治ることもある一時的な胃腸炎です。
一方、慢性胃腸炎は下痢や嘔吐がそれほど激しくなくても、治療をしてもなかなか治らず、常にお腹の調子が悪い状態を指します。
・細菌やウイルスによる感染
・アレルギー
・食べすぎ
・ストレス
・体の冷えすぎ
・寄生虫の感染
・薬の副作用
・毒物や化学物質の誤食
・不衛生な飲み水や食べ物
軽い胃腸炎の場合、下痢をしていても元気や食欲が変わらないこともありますが、激しい下痢や嘔吐が続く場合は、元気や食欲も落ちてしまいます。
また、症状が重度になると脱水症状を引き起こす危険性もあります。
寄生虫の感染であれば駆虫剤を使用し、細菌やウイルスの感染が原因の場合は、抗生物質や下痢止めを使うことがあります。
下痢の程度や続いている期間によっては点滴が必要になることもあります。また、吐き気が強い場合には、吐き気を抑える薬や整腸剤を使うこともあります。
まず、食材の種類や品質は腸内細菌のバランスに直接影響を及ぼすので、愛犬の体に合ったフードを選ぶことが大切です。フードを変更する場合は、急に変えるのではなく、少量ずつ混ぜて与えるとよいでしょう。
また、ストレスを最小限に抑える環境作りも大切です。愛犬が安心して過ごせる静かな場所を用意し、リラックスできる空間を確保してあげてください。ストレスは犬の消化機能に悪影響を及ぼし、腸内の健康状態にも影響します。
もし愛犬が下痢をしても、そのあと元気そうであれば少し様子を見ても大丈夫ですが、下痢が続き元気や食欲が落ちているようなら、すぐに動物病院を受診しましょう。
■関連する記事はこちらで解説しています
・犬や猫に嘔吐や下痢が見られたら|SOSサインを見逃さないで
東京都大田区下丸子で、犬・猫・フェレット・ウサギ・小動物・鳥・魚まで、幅広い動物の診療を行っている【まるこ未来動物病院】
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季節の変わり目は、人だけでなく犬も体調を崩しやすくなります。特に春から夏にかけては、気温の変化や湿度の上昇などが原因となり、犬の体に負担がかかることから胃腸炎になりやすい季節と言われています。
今回は犬の胃腸炎について特徴や原因、症状などを解説します。
犬の胃腸炎とは?
胃腸炎とは、胃や腸などの消化器官に炎症が起き、下痢や嘔吐を引き起こす病気の総称です。<季節の変わり目に多い>
春から夏にかけての季節の変わり目は、胃腸炎になりやすい時期です。
気温が上がると、犬も人と同様に夏バテしやすくなり、胃腸が弱ってしまいます。そのため、水を大量に飲むことや、普段のフードを食べなくなって飼い主様からたくさんおやつをもらうなど、食生活にも変化が出てきます。
さらに、エアコンの効きすぎた部屋で体が冷えてしまうことも、胃腸炎の原因の一つとなります。
<急性胃腸炎と慢性胃腸炎の違い>
急性胃腸炎は突然下痢や嘔吐が始まり、元気や食欲がなくなる状態を指します。適切な治療を受ければ回復することが多く、時には自然に治ることもある一時的な胃腸炎です。
一方、慢性胃腸炎は下痢や嘔吐がそれほど激しくなくても、治療をしてもなかなか治らず、常にお腹の調子が悪い状態を指します。
原因
胃腸炎の原因はさまざまで、以下のような原因が考えられます。・細菌やウイルスによる感染
・アレルギー
・食べすぎ
・ストレス
・体の冷えすぎ
・寄生虫の感染
・薬の副作用
・毒物や化学物質の誤食
・不衛生な飲み水や食べ物
症状
胃腸炎の一般的な症状は下痢ですが、原因によっては嘔吐をすることもあります。軽い胃腸炎の場合、下痢をしていても元気や食欲が変わらないこともありますが、激しい下痢や嘔吐が続く場合は、元気や食欲も落ちてしまいます。
また、症状が重度になると脱水症状を引き起こす危険性もあります。
治療方法
胃腸炎の治療は原因によって異なります。寄生虫の感染であれば駆虫剤を使用し、細菌やウイルスの感染が原因の場合は、抗生物質や下痢止めを使うことがあります。
下痢の程度や続いている期間によっては点滴が必要になることもあります。また、吐き気が強い場合には、吐き気を抑える薬や整腸剤を使うこともあります。
予防法やご家庭での注意点
愛犬が胃腸炎にならないようにするためには、いくつかのポイントに注意しましょう。まず、食材の種類や品質は腸内細菌のバランスに直接影響を及ぼすので、愛犬の体に合ったフードを選ぶことが大切です。フードを変更する場合は、急に変えるのではなく、少量ずつ混ぜて与えるとよいでしょう。
また、ストレスを最小限に抑える環境作りも大切です。愛犬が安心して過ごせる静かな場所を用意し、リラックスできる空間を確保してあげてください。ストレスは犬の消化機能に悪影響を及ぼし、腸内の健康状態にも影響します。
まとめ
夏になると、人も食べ物や飲み物が原因で胃腸炎になることが多いですが、犬も同じで、普段よりも注意が必要な時期です。もし愛犬が下痢をしても、そのあと元気そうであれば少し様子を見ても大丈夫ですが、下痢が続き元気や食欲が落ちているようなら、すぐに動物病院を受診しましょう。
■関連する記事はこちらで解説しています
・犬や猫に嘔吐や下痢が見られたら|SOSサインを見逃さないで
東京都大田区下丸子で、犬・猫・フェレット・ウサギ・小動物・鳥・魚まで、幅広い動物の診療を行っている【まるこ未来動物病院】
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