2025-12-11
猫のFIPはもう不治の病ではない|愛猫がFIPと診断された飼い主様へ

大田区、下丸子、矢口を中心に幅広い動物の診療を行う「まるこ未来動物病院」です。
FIP(猫伝染性腹膜炎)は、かつて「治療が難しい」「助からない」と言われてきた病気です。発症すると命に関わることが多く、診断は飼い主様にとって非常に重いものでした。
しかし近年、抗ウイルス薬の研究・応用が進み、FIPは「治る可能性のある病気」へと変わりつつあります。
今回は、FIPの仕組みや症状、そして当院で行っている治療の考え方についてご紹介します。
猫コロナウイルス自体は多くの猫が保有しており、通常は下痢など軽い消化器症状を引き起こす程度です。しかし、一部の猫ではウイルスが変異し、免疫機能の異常によって全身に炎症が広がります。
特に発症しやすいのは、
・1歳未満の子猫
・高齢の猫
・多頭飼育や保護施設などストレスが多い環境にいる猫
です。
FIPには次の3つのタイプがあります。
①滲出型(ウェットタイプ)
お腹や胸に水(腹水・胸水)がたまるタイプ。
お腹の膨らみや呼吸の速さが目立ちます。
②非滲出型(ドライタイプ)
水はたまらず、臓器・神経・目などに炎症が起こるタイプ。
発熱、食欲低下、ふらつき、けいれん、眼の充血などが見られます。
③混合型
上記の両方の特徴が混在するタイプ。
初期には「風邪っぽい」「少し元気がない」といったあいまいな症状で始まることも多く、発見が遅れるケースも少なくありません。
しかし近年、ウイルスの増殖を抑える新しい抗ウイルス薬が登場し、治療の選択肢が大きく広がりました。この進歩によって、以前は救えなかった命が回復するケースも報告されています。
従来は効果的な治療法がなく、発症後のケアが主でしたが、近年はウイルスの増殖を抑える薬が選択肢として広がってきました。
<モルヌピラビルとは>
モルヌピラビルは、FIPの原因となる猫コロナウイルスの増殖を抑える作用を持つ薬として注目されています。もともとはヒトの新型コロナウイルス治療のために開発された薬剤ですが、臨床現場ではFIP治療の一つの選択肢として利用されるケースも増えています。
▼特徴
・経口で投与できる(飲み薬タイプ)
・他の抗ウイルス薬に比べて費用を抑えやすい
・体への負担が比較的少なく、継続治療に向く
一方で、
・長期投与が必要(一般的に約2〜3か月/84日間)
・食欲が低下している猫では投薬が難しい場合もある
といった注意点もあります。
<治療期間と費用の目安>
治療の期間はおよそ2〜3か月が目安で、猫の体重や病型によって投与量や費用が変わります。「できる限り無理のないペースで続けていけること」が何より大切です。
<当院の方針>
当院では、飼い主様としっかり話し合いながら治療計画を立て、経過を見ながら薬の量や治療方針を丁寧に調整していきます。また、愛猫の体調だけでなく、治療を続ける中で感じる飼い主様の不安にも寄り添いながら、無理のないペースで治療を進めていくことを大切にしています。
FIPは決して簡単な病気ではありませんが、正しい治療と継続的なサポートによって、回復を目指せる時代になっています。
治療を続けていく中で「本当に良くなるのかな」「薬を続けて大丈夫かな」と不安を感じることもあると思います。そんなときこそ、一人で抱え込まずに私たちを頼ってください。
当院では、治療の経過を一緒に確認しながら、猫の体調や検査結果に応じて薬の量や治療方針を柔軟に調整しています。どんな小さな変化でも構いません。「少し食欲が落ちた気がする」「いつもより元気がない」──そんな気づきを共有していただくことが、回復への大きな手がかりになります。
治療を続けることは、飼い主様にとっても大きな決断と努力を伴います。当院では、その気持ちにも寄り添いながら、二人三脚で治療を進めていくことを何より大切にしています。「この病院なら一緒に頑張れそう」と感じていただける存在でありたいと考えています。
当院ではFIP治療に関する豊富な実績をもとに、飼い主様のご不安に寄り添いながら、一緒に最善の方法を考えていきます。「ほかの病院で難しいと言われた」「治療について相談したい」と感じた際は、どうぞお気軽にご相談ください。
東京都大田区下丸子で、犬・猫・フェレット・ウサギ・小動物・鳥・魚まで、幅広い動物の診療を行っている【まるこ未来動物病院】
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FIP(猫伝染性腹膜炎)は、かつて「治療が難しい」「助からない」と言われてきた病気です。発症すると命に関わることが多く、診断は飼い主様にとって非常に重いものでした。
しかし近年、抗ウイルス薬の研究・応用が進み、FIPは「治る可能性のある病気」へと変わりつつあります。
今回は、FIPの仕組みや症状、そして当院で行っている治療の考え方についてご紹介します。
FIPとは?|猫コロナウイルスが引き起こす病気
FIPは、猫コロナウイルス(FCoV)が体内で突然変異を起こすことで発症する病気です。猫コロナウイルス自体は多くの猫が保有しており、通常は下痢など軽い消化器症状を引き起こす程度です。しかし、一部の猫ではウイルスが変異し、免疫機能の異常によって全身に炎症が広がります。
特に発症しやすいのは、
・1歳未満の子猫
・高齢の猫
・多頭飼育や保護施設などストレスが多い環境にいる猫
です。
FIPには次の3つのタイプがあります。
①滲出型(ウェットタイプ)
お腹や胸に水(腹水・胸水)がたまるタイプ。
お腹の膨らみや呼吸の速さが目立ちます。
②非滲出型(ドライタイプ)
水はたまらず、臓器・神経・目などに炎症が起こるタイプ。
発熱、食欲低下、ふらつき、けいれん、眼の充血などが見られます。
③混合型
上記の両方の特徴が混在するタイプ。
初期には「風邪っぽい」「少し元気がない」といったあいまいな症状で始まることも多く、発見が遅れるケースも少なくありません。
かつては“不治の病”とされていた理由
FIPは長い間、効果的な治療薬が存在せず、点滴やステロイドなどの対症療法が中心でした。そのため、診断=余命宣告とされることも少なくありませんでした。しかし近年、ウイルスの増殖を抑える新しい抗ウイルス薬が登場し、治療の選択肢が大きく広がりました。この進歩によって、以前は救えなかった命が回復するケースも報告されています。
現在の治療法とモルヌピラビルについて
FIPに対して現在行われている治療の中心は、抗ウイルス薬による治療です。従来は効果的な治療法がなく、発症後のケアが主でしたが、近年はウイルスの増殖を抑える薬が選択肢として広がってきました。
<モルヌピラビルとは>
モルヌピラビルは、FIPの原因となる猫コロナウイルスの増殖を抑える作用を持つ薬として注目されています。もともとはヒトの新型コロナウイルス治療のために開発された薬剤ですが、臨床現場ではFIP治療の一つの選択肢として利用されるケースも増えています。
▼特徴
・経口で投与できる(飲み薬タイプ)
・他の抗ウイルス薬に比べて費用を抑えやすい
・体への負担が比較的少なく、継続治療に向く
一方で、
・長期投与が必要(一般的に約2〜3か月/84日間)
・食欲が低下している猫では投薬が難しい場合もある
といった注意点もあります。
<治療期間と費用の目安>
治療の期間はおよそ2〜3か月が目安で、猫の体重や病型によって投与量や費用が変わります。「できる限り無理のないペースで続けていけること」が何より大切です。
<当院の方針>
当院では、飼い主様としっかり話し合いながら治療計画を立て、経過を見ながら薬の量や治療方針を丁寧に調整していきます。また、愛猫の体調だけでなく、治療を続ける中で感じる飼い主様の不安にも寄り添いながら、無理のないペースで治療を進めていくことを大切にしています。
FIPは決して簡単な病気ではありませんが、正しい治療と継続的なサポートによって、回復を目指せる時代になっています。
FIPと向き合うときに大切なこと
FIPの治療は短期間で終わるものではなく、長い時間をかけて取り組む必要があります。だからこそ「諦めずに続けること」が何よりも大切です。治療を続けていく中で「本当に良くなるのかな」「薬を続けて大丈夫かな」と不安を感じることもあると思います。そんなときこそ、一人で抱え込まずに私たちを頼ってください。
当院では、治療の経過を一緒に確認しながら、猫の体調や検査結果に応じて薬の量や治療方針を柔軟に調整しています。どんな小さな変化でも構いません。「少し食欲が落ちた気がする」「いつもより元気がない」──そんな気づきを共有していただくことが、回復への大きな手がかりになります。
治療を続けることは、飼い主様にとっても大きな決断と努力を伴います。当院では、その気持ちにも寄り添いながら、二人三脚で治療を進めていくことを何より大切にしています。「この病院なら一緒に頑張れそう」と感じていただける存在でありたいと考えています。
まとめ
FIPは、かつては治療が難しかった病気ですが、今では適切な診断と治療で回復を目指せる病気になっています。もちろん、治療には時間や費用、通院の継続など多くのハードルがあります。ですが、今の医学では“救える可能性”が確かにあります。当院ではFIP治療に関する豊富な実績をもとに、飼い主様のご不安に寄り添いながら、一緒に最善の方法を考えていきます。「ほかの病院で難しいと言われた」「治療について相談したい」と感じた際は、どうぞお気軽にご相談ください。
東京都大田区下丸子で、犬・猫・フェレット・ウサギ・小動物・鳥・魚まで、幅広い動物の診療を行っている【まるこ未来動物病院】
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